森田理事長 平成31年 新年のご挨拶

今年のお正月は天候に恵まれ、皆様、お健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

さて昨年を振り返りますと、政治、経済面で大きな出来事が世界規模で多発し、その影響が今年どのような展開を見せるのか、全く予断を許さない状況にあります。

特に私たちが直接関係する台湾は、アメリカと中国という世界の2大勢力の狭間に位置して微妙な政治運営を余儀なくされているだけでなく、台湾においても、昨年11月の統一地方選挙と住民投票結果が物語るように、2大政党の方針を巡る民意に揺らぎがあり、今後の展望が見通し難い状況にあると言えます。

しかし、こういう状況下ではありますが、日本と台湾との民間交流は活発で、良好な関係が続いています。

昨年11月に台北駐日経済文化代表処が民間の調査会社に委託して実施した日本人の意識調査によれば、対象となった全国1,000人の65%が、アジアの中で最も親しみを感じる国は「台湾」と答え、71%が、現在の台湾と日本との関係は「良好」だと答えました。また日本修学旅行研究会の統計によれば、2016年の高校生修学旅行先のトップは台湾の41,878人で、2位以下を大きく引き離しています。

一方昨年の台湾からの旅行者数は、1―11月の合計が442万人で、一昨年同期よりも4・2%増加し、通年で過去最高となる可能性があります。

私たち台湾協会は、このような良好な日台関係を維持、発展させるべく、今年も従来から実施している日本人および台湾人物故者慰霊活動と併せ、台湾協会の財産である学術図書、資料、そして記録媒体としての台湾協会報を活用した、主に学術、教育、文化面での日台親善交流の役割を果たして参ります。そのため、日本と台湾の学術研究者との交流はもとより、次世代を担う、高校生や大学生と交流する機会をこれまで以上に持ちたいと考えています。

台湾協会も他の団体同様高齢化が進んでいます。台湾で活躍された先人の足跡を次の世代に伝える使命を我々台湾協会は担っています。引き続き会員の皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

最後に、本年が皆様にとって良い年でありますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶と致します。