第51回台湾関係邦人物故者慰霊法要並びに合祀奉安催行

第51回台湾関係邦人物故者慰霊法要並びに懇親会は下記の通り執り行われました。
(台湾協会報 平成25年11月号に記事掲載)


日 時:
平成25年10月5日(土)午後0時~2時
場 所: 築地本願寺本堂並びに瑞宝の間
慰霊祭と
懇親会:
当日は雨天のため午前11時より予定されていた慰霊塔前での読経は中止となりました。
午後0時より本堂において松澤理事の司会のもと法要が営まれました。根井理事長による追悼の辞の後、五楽人により雅楽が奏でられ、藤井純惠導師の読経の中、参列者は焼香して故人の遺徳を偲び冥福をお祈りしました。ついで会場を「瑞宝の間」に移し、「合祀の証」のお渡しの後、園部評議員会会長のご挨拶、ご発声で献杯があり、和やかに懇親会が行われ午後2時過ぎ散会しました。
根井理事長
追悼の辞:
本日ここに第五十一回台湾関係物故者慰霊法要を行うに当たり、謹んで御霊前に追悼の辞を申し上げます。
本年は戦後六十八年を経過し、台湾における日本時代は遠い過去のこととなりましたが、日本と台湾との関係は、経済的、文化的交流の進展、或いは各種団体同士の提携、個人的友情の深まり等に見られる様に、益々その成果が上がっております。
特に最近、領土問題やその他の問題等が生じている隣国がある中、従来と同様の友好関係を維持している台湾に対し、特に東日本大震災以降、改めて親近感をもち、益々強い絆を感じるようになっていることをご報告したいと存じます。
このような関係は他に例をみないものであり、この有難い関係は、先輩各位が嘗て台湾の地において幾多の困難を克服しつつ、台湾のために尽力され、台湾の方々との間に親密な人間関係を築くことに努力されたからこそ齎されたものでありましょう。私共台湾協会の会員は、先輩各位が台湾で果たされた偉大なご貢献に対し深甚なる感謝の意を表します。
思い起こせば、昭和三十六年、台湾に残された日本人墓地の整理と共に、台北、台中、および高雄の地に遺骨安置所が設置されましたが、その機会にご遺骨の一部を分骨して日本に持ち帰り慰霊塔を建立したいとの要望が起こり、築地本願寺のご好意と当時の関係者の多大のご努力により、昭和三十八年に現在の慰霊塔が完成しました。爾来、その慰霊塔の管理とここ築地本願寺において法要を営むことは台湾協会の役割として重要なものとなりました。
その後も台湾関係者の新たなご遺骨をお迎えし、また、ご遺族のご要望による合祀もあり、この地で多くの御霊に安んじてお休み頂いている次第です。
今後とも毎年此処で追悼法要を行い、また、台湾での慰霊祭には台湾協会の代表者が参列することを協会の大切な行事として続けて参りたいと存じます。
終わりに、重ねて御霊のご冥福をお祈りするとともに、ご遺志を体し、更に一層日台友好親善を深める努力をするとともに、台湾関係者の親睦を促進することをお誓い申し上げ追悼の辞と致します。



平成25年10月5日
一般財団法人 台湾協会
理事長 根井 洌